着物の価値と価格は「染め方」で決まります。用途と予算に合わせて、最適な1枚を選ぶのが正解です。
- 手描き染め(友禅など):1点物の高級品。人生の節目や資産として残したい方に最適。
- 型染め(小紋など):伝統的ながら量産可能。30万円前後で品質と価格のバランスが良い。
- インクジェット:最新のデジタル印刷。安価(数万円〜)で、手軽に着物を楽しみたい方向け。
- 着物にはどんな染め方があるか気になる方
- 着物を選ぶ基準について知りたい方
- 染め方の違いによる着物の価格差が気になる方
- 手染め/型染め/プリントなどを詳しく知りたい方
- インクジェットプリントは良いのか気になる方
着物の染め方といえば、友禅染めや絞り染めと聞いたこともあるかと思いますが、近年ではインクジェットプリントと呼ばれるような染め方も出てきて、色々な染め方がありますので、詳しく説明していきます!
染め方1つで購入価格が数百万円以上違うこともあるので、購入やレンタルなどを検討する方は是非読んでみてください!
3代目若旦那
染め方で数百万も違うの!?何となくしか知らないから知っておいて損は無いね!
着物の染め方は大きくは3つある
振袖の種類は大きく分けて3種類あります!基本的な違いになるので、大前提として覚えておくと違いが分かりやすいです。
手描き染め
まず1つ目が『手描き染め』と言われる染め方です。手描き染めは、文字通り柄1枚1枚の紙に図案を書き、手作業で描き出す染めの技法です。まず、筆を使って生地に下絵を描き、隣り合った色が混ざらないよう糸目糊を置き防染してから、刷毛で色を入れて染めます。
手描き染めの代表例としては、加賀友禅や京友禅といった『友禅染め』があります。高い技術を持つ職人のみが描き上げるため、高級感が漂い、他の着物よりも見た目が非常に艶やかになります。ただ、量産することが難しく、手描き染めの着物は価格が50万円以上と、高価な着物として取り扱われています。

型染め
次に紹介するのが『型染め』です。型紙を使用して染める技法で、型紙を使用し生地に細かな模様をつけることができ、1枚の型紙で複数の着物を染められるため、手描き染めに比べると量産できます。そのため、価格も抑えられ、30万円前後から購入が可能です。代表例としては、江戸小紋(こもん)や紅型小紋(びんがたこもん)があります。

インクジェットプリント
3つ目は『インクジェットプリント』です。近年流行している染め方で、生地に直接プリント印刷します。生地の裏が白いことがインクジェットプリントの特徴となります。近年技術の進歩により繊細な模様も綺麗にプリントできるようになっています。価格も数万円から購入可能で安価なため、成人式で振袖をレンタルする方の多くが着用しています。
3代目若旦那
こうみると価格の兼ね合いもあって段々と制作に手がかからない着物が流行ってきてるんだね
手描き染めの種類
徐々に制作に手間がかからない着物が多く流通する時代になってきていますが、やはり今でも手描き染めの着物の需要は高く、様々な染め方で制作されています。その中でも代表的な染め方を3つ紹介していきます!
友禅染め
手描き染めで最も代表的なのが友禅染めです。友禅染めは大きく3つに分類され、京都の『京友禅』、石川の『加賀友禅』、東京の『江戸友禅(東京友禅)』といいます。京友禅は雅やかなデザインやはんなりとした美しい雰囲気が特徴で、金箔や刺繍も多く使用されます。加賀友禅は加賀五彩を基調とし写実的な絵柄を描くのが特徴です。

3代目若旦那
やっぱり友禅染めは京友禅と加賀友禅が有名だね!
絞り染め
日本で最も古いとされている染めの技法と言われており、生地を糸で縛ったり板で挟んだりすることで文様を染め出します。『鹿の子絞り』や『総絞り』といった技法があります。非常に手間隙のかかる技法になるため、最高峰とされる『藤娘きぬたや』で制作された振袖は、300万円を超えることもあるほどです!

紬(つむぎ)
糸の段階で染色する先染めの着物です。白い生地から模様を染める「後染め」と比べて時間もコストもかかりますが、色落ちが少なく耐久性に非常に優れています。基本的にはフォーマルな場では着用しないのが一般的とされていますが、『結城紬』や『大島紬』『牛首紬』などは高級品として知られています。

3代目若旦那
手描き染めの代表的なものだけでも結構違うね!
インクジェットプリントは良いの?
インクジェットプリントのメリット
結論、『着物をとりあえず着たい』という人にはメリットが多く良い選択だと思います!価格が安くリーズナブルに着物を着るにはうってつけです。
インクジェットプリントのデメリット
ただ、デメリットとしては量産品のため、成人式や卒業式といった人生で1回しかないタイミングで他の人と全く同じ振袖になるケースも多い点です。
染め方で着物を選ぶ基準
どういうシーンで着るか
特に人生で1回しかない成人式や卒業式といったタイミングでは、できれば手描き染めや型染めといったしっかりとした着物を選ぶことが良いと思います。お茶会やパーティーであれば、雨を気にする必要がなくクリーニングしやすいインクジェットプリントも良い選択です。
価格
現実的な基準ですが、手描き染めや型染めは数十万〜100万円以上かかるケースもあります。安価に済ませたい場合はインクジェットプリント一択になりますが、節目のタイミングでどういう着物を着たい・着させたいかという点を踏まえて選択されるのが一番です!
3代目若旦那
今流行っているインクジェットプリントにも良し悪しがあるんだね。どういう基準で着物を選ぶか悩むね、、、
まとめ
色々説明しましたが、最終的に選ばれるのは皆様の判断になります!ただ、その判断を間違えないようにサポートするのは私たち呉服屋の仕事だと思って毎日お客様と向き合っておりますので、気になることがあれば是非一度お気軽にご連絡ください!
3代目若旦那に直接ご相談ください

